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2003.12.27

Anti Amazonアソシエイト 宣言

 25日の続き
 google AdSenseがきっかけだったけど、問題はamazonの方が大きいと考えられること、googleの検索機能はネットに計り知れない貢献をしているし、それを維持するための工夫をこらした営利活動は、ある程度、許容されてよいと考えることから、このような表題とした。

1.Amazonアソシエイトを、営利を目的としない個人サイトに導入することについて
・テレビでたまにやる、(おそらく試写会の出口で)一般人に映画の感想を言わせるCMを思い出していただきたい。この宣伝には、
(1)本人の意思とは無関係に個人の感想や発言を宣伝に使うことは、個人のパーソナリティーを企業の目的のために利用することであり、人格への侵害行為である。
(2)また、本人がそのつもりで宣伝活動に荷担しているとすれば、それは一般人の偏らない感想についてインタビューしているとの外観を持たせることで、視聴者を愚弄している(つまりヤラセ)。
(3)ヤラセでなくても、試写を無料で見せられ、自分がテレビ放映される(amazonの場合に当てはめると、大勢が見るネット上でそこを経由した購買数に応じてクリック数によりペイバックがある)ことが、個人の感想や発言に無意識の影響を及ぼす可能性がある。
 という点で問題があり、これはAmazonアソシエイトに、そのまま当てはまる。
(4)また、特に、そのサイト経由の購買数に応じたペイバックという仕組みは、記事本文の内容に、クリック数を増加させようという漠然とした意識よりも、その商品を買わせようというある程度特定の意図を生じさせる可能性が高い(本当にいい本ならペイバックがなくても宣伝しようと思うけど、つまり、アソシエイトなしのリンクなら本当にいい本でオススメであると思えるが、アソシエイト付きの場合は、そうでない可能性が排除できない)。
・idimetaは、個人のサイトへは、その人が意図した、ネット上における、リテラル、ビジュアルその他総合的パフォーマンスを見るのを楽しみにして見に行く。その人の意図しない、ある一定の方向へ煽動されに行くのではない。ヤラセについては、僅か月数十円数百円のためにそんなことをするとしたら、ご愁傷様ですとしか言いようがない。

2.営利を目的とした個人や法人サイトの場合
・織り込み済みで見ます(または見ません)から、どうぞご自由に。
・ネット上の話題ではないですが、日本では新聞すらもヤバイという話はこちら。
まだ旧体制下の新聞社と月極契約している人たちへ「知られざる新聞社の特権」

3.では、google AdSenseについては
・この場合、クリック数を増やそうという意識・無意識が発言や内容に影響を及ぼすとは考えにくいが、やはり、営利を目的としない個人サイトには導入するべきではないと考える。それは、サイト上の環境の問題であると思う。また、本人の意思とは別な目的でそのサイトが利用されるという(1)の問題も解決されない。
・サイト上の環境とは、余分な負荷と、視覚的なものとに2分できるであろう。前者については、ブロードバンド化の進展により問題は小さくなりつつある(逆にブロードバンド化によってこのようなビジネスがもたらされたとも言える)が、これにはもっと技術的専門的な問題がありそうで、これ以上言及しない(できない)。
・日常生活の場面において、我々は様々な広告に接しているが、そうした広告は場合によっては生活環境を害する。要するにウザイ。
 実社会上では、行政がこのような広告をある程度規制している場合が多い。ちなみに、看板のような広告について、欧州では許可制として厳しく制限しているところが多く、日本では条例か行政指導によって、あまり規制権限を伴わずに(つまり、合意ずくで)行われることが多い。概して言えば、日常生活において(全ての、または、特定の)広告を排した環境に住みたいという欲求は、ある程度、社会的なものとして認識され、行政上の制度にも取り入れられつつある。
 そこで、サイト上における同様な要求も、今後、主張されてよいと考え、idimetaはこれを主張するものである。少なくともidimetaはこれらを導入しない。

4.注意
・これは決してamazonやgoogleを誹謗中傷するものではない。正当な営利活動として、創意工夫を凝らしたアイディアとして敬意さえ感じる。
・しかし、個人の意図を歪めたり利用すること、ネット上の環境を悪化させることに及ぶ部分については、断固として異を唱えるものである。これは、amazonやgoogleの責任というよりは、導入を決心する個人に問題があるのかもしれない。
・以上のことは、広告付きの無料ホームページスペースにおける場合には事情が変わってくるであろう。今回はこれについては言及しない。

 ※18 Jun, 2004 am9:15訂正および追記。表現上の誤りを指摘してくださった、ほんまたけるのココログ: Amazonアソシエイトは pay per click じゃないんだけど。さん、ありがとうございました。

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Comments

こんにちは。

Amazonのアフィリエイトを使う利点の一つに
画像などを使えるということがあります。

あと読んで興味を持った人がそのまますぐに購入
できるようにする為にもリンクを貼った方が便利だと
思います。

どうせリンクをはるのならアフィリエイトを利用するのも
いいと思います。自分が紹介したことによりその商品を
買った人がいるというのがわかるのが面白いと思います。

宣伝目的で紹介してるかどうかは、記事の内容を見れ
ば一目瞭然だと思いますよ。

個人的な意見ですがGoogleのAdSenseのほうが
出てくる広告を選べない分いやな感じがします。

Amazonの場合は個別の商品にリンクを貼れるので
自分で選べる分いいと思いますがどうでしょう?

Posted by: kengo | 2004.01.28 at 03:57 PM

> kengo様

 いつもサイト拝見しております。コメントいただき感激です。ありがとうございます。

 さて、コメントについての所見を述べさせていただきます。

> 自分が紹介したことによりその商品を買った人がいるというのがわかるのが面白いと思います。

 確かにこのことは視点から抜けてました。idimetaはアクセス解析好きなので、その気持ちわかります。

> 宣伝目的で紹介してるかどうかは、記事の内容を見れば一目瞭然だと思いますよ。

 もしidimetaが書くとしたら、読む人の判断力にもよると思いますが、宣伝目的とは分からないように書くと思うんです(それだけの筆力があるかどうかは別)。そういうことにハマってしまいそうなタチなので、少なくとも自分は導入しない、また、導入する人はよく考えた方がいいのではないですか、という姿勢です。
 で、自分の場合で言えば、このことの問題点が大きいので、自分の紹介でその商品を買ったかどうかを知るのは敢えてあきらめる、というところです。
 まだ、完全にお返事になっていないとは思いますが、長くなりすぎるようなのでここではこれまでとし、続きはおいおいと書いてゆきたいと思います。

Posted by: idimeta | 2004.01.28 at 06:25 PM

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