NHKはワーキングプアから受信料を徴収するか?
NHKスペシャル|ワーキングプア ~努力が報われる社会ですか~が大反響を呼んでいる一方で、「ワーキングプアになったのは本人の責任、なんでこんなものを放送するのだ」といった類の批判の声もあるらしい(via 喜八ログ: ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか、お玉おばさんでもわかる政治のお話:ワーキングプア・いくら働いても報われない(その3))。このような放送をすることすら許容できない人々は心がプアであるとして措置的入院等が必要な気がするが、ともかく、おそらく、NHKがこのような問題をとりあげる動機となっているのは、受信料の徴収員の、「世の中、確実に貧困が広まっている」という実感なのであろう。
この問題については、いろいろと言いたいことがあるが、今回は、タイトルの趣旨にのみ限ってみてみる。
ということで、ワーキングプアが受信料の免除を受ける可能性の有無はというと、NHKのサイト受信料の免除について教えて!によれば、 受信料が全額免除となるのは、
・生活保護などの公的扶助を受けている場合
・身体障害者がいらっしゃるご家庭で、収入が一定基準以下の場合
・特別養護老人ホームなどの社会福祉事業施設に入居されている場合
・重度の知的障害者がいらっしゃるご家庭で、市町村民税非課税の場合
・災害被災者
受信料が半額免除となる場合は、
・視覚・聴覚障害をお持ちの方が世帯主である場合
・重度のし体不自由(1級・2級のみ)の方が、世帯主である場合
・重度の戦傷病者の方が世帯主である場合
ということで、放送で紹介された方々は、一部の例を除いて、よほどのことがなければ免除事由に該当しなさそうである。そうすると、NHKは放送法の趣旨からして、(受像器があれば)彼らから受信料を徴収しなければならない。しかし、このような方々からも一律に徴収するのは、この番組の主張の趣旨と相容れるのであろうか。
NHKは自らの存立の基盤をかけてワーキングプアの解決に資するような番組を提供し続けるべきであろう、ということだけは言っておきたい。








